『ガンダムMk-IIのデザイン』に関する考察

2. 全身比較

　まず、三つのキットを同じポーズで並べてみましょう。ポーズは、ライフルと盾を持ち、斜に構えたお決まりのもの（もちろん左からHGUC・HG・旧キットです）。

　MGF2の素組み写真です。

　どうですか？

　え？

　「やっぱり旧キットだっさ〜。足でか〜。HGUCの方が全然イケてんじゃん！」

　ですって？

　ん〜、確かにかっこ悪いとまでは言いませんけどねぇ。ティターンズカラーなので更に引き締まって見えるせいもありますが、まぁ、かっこいいと言えば今風でかっこいいと言えるんでしょう、えぇ。

　ただ、私の目にはこれは「ガンダムマーク２」には見えません。なんだか全く別の機体に見えるんですよね。しっかし足細いなー。かっこわるー（あ、かっこ悪いって言っちゃった…）。でもってですね、このHGUCという奴はあるマジックを使いやがるんです。皆さんそいつにだまされてるんです。つまり、

　「関節がめちゃくちゃよく動いてかっこいいポーズが取れるからかっこよく見えるだけの話」

　なんですね（爆）。では、「きをつけ」の姿勢から順番に、細部に渡り徹底比較をしながら「アニメ設定画のライン」を拾っていくことにしましょう。

　まず、三人並んで気をつけ。

　お、HGUCがいきなり馬脚を現してきましたね（爆）。かなりかっちょ悪くなりました。文字通り馬の足みたいにほっそくて長いアンヨです。全高まで伸びてるとは卑怯モノ（苦笑）。こうして見ると、全体のバランス的にHGはかなりイケてますね。それでは、「Seirei的マーク２へのコダワリ」を解説しつつ、細部をじっくり見ていきましょう。

'04年3月（頃）　記